映画『ア・ゴースト・ストーリー』について("A Ghost Story")

本日は先月観た映画『ア・ゴースト・ストーリー』について、ちょっぴりお話したいと思います。

作品のテーマは”人は死後どうなってしまうのか”というもので、物語も主人公が不慮の事故により死んでしまうところから始まります。

死体安置所で白いシーツを被せられ横たわっていた主人公が、突如ゆっくりと起き上がり、いわゆる幽霊としてふらりふらりと歩き始めるのですが、白いスーツを頭から被った状態のため見た目は完全にオバQ。ついでに目の周囲のみ穴が開いており、でも中は真っ黒なため表情は一切分からないという状態。

そんなオバQ幽霊となってしまった主人公がひとまず家に帰ってみると、自身が去ってしまった後の現実世界で、自分という存在が世の中の記憶からも消え失せていく様をまざまざと見せつけられていきます。

物語は終始淡々としたペースで展開してゆくのですが、主人公が未だ内に残す大切な人への想い、そしてそれすらも壮大宇宙の時間軸の中で零れ落ちていってしまう様子は、映画を観ている人達に様々な感情を起こさせる事になるのではないかと思います。

実際、観ていた私にも切なさと愛しさと心強さ(は、なかったかなw)といった幾つもの感情を引き起こさせました。

監督はDavid Lowreyという方で、年齢は36と若いのですが(というか自分と2つしか変わらない 汗)中々面白い映画を作るなと思いました。

2019年にはあのピーターパンを題材にした映画を監督するらしく、今後の活躍に期待したいですね!

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