映画『ゴッドファーザー』について("The Godfather")

今日は少し(もとい、かなりw)古い映画について話をしたいと思います。

1972年に公開されたマフィア映画の金字塔である『ゴッドファーザー』。NYの裏社会で暗躍するマフィア界に属するファミリー同士の仁義なき戦いを描いた、もう有名すぎる作品ですね!当時この映画が公開されるまでマフィア映画というのは殆ど制作された事がなかったそうで、この映画の大ヒットにより、「マフィアの世界てこういう感じなんだ~」というイメージが出来た人も多いんだとか。

この映画は序盤からラストまで忠誠・裏切り・復讐と、今流行りの北野武監督の映画『アウトレイジ』シリーズに似た男くさい展開が続くのですが、その重厚なストーリーと各登場人物の生き生きとした台詞のやり取りに最初から最後まで引き込まれます!

アカデミー賞も作品賞を筆頭に幾つか受賞したのですが、中でも注目は物語の主人公であるゴッドファーザー(生みの親・名付け親という意味)を哀愁たっぷりに演じた俳優のマーロン・ブランドが受賞した主演俳優賞。驚くべき事に彼は授賞式に参加せず代理人としてネイティブアメリカンの女性を参加させたそうで、ネイティブアメリカンに対する国民的扱いの是正を訴えるためのパフォーマンスだったそうです。映画の外でも男気あふれた良い役者だったんですね。

現代の生ぬるーい映画に飽きた方でまだこの映画を観ていないという方は是非観てみて下さい、これからも50年・100年と残るであろう名作です!