映画『インセプション』について("Inception")

本日は私の好きな映画TOP10に入るであろう映画『インセプション』についてちょびっとお話したいと思います。

こちらは2010年に公開されたSci-Fiアクション映画で、監督は言わずと知れたクリストファー・ノーラン監督、主演はこちらも言わずと知れたレオナルド・デカプリオです。

この映画は、人の夢の中に侵入し、その人の潜在意識の中に隠れているイメージを情報として抜き取り、それを元に本人にゆすりをかけたり企業利益のために利用したりする仕事を生業とする人々の物語で、話の設定の複雑さもさることながら、夢の中に登場する人の更に夢の中に入る、や、現実世界で亡くなってしまった人に対する強い思いが原因で夢の中にその亡くなった人が現れてしまうという急角度な展開など、一度観て物語の全てを完全に理解するのは大変難しい作品になっています。実際に映画の出演者や制作スタッフも台本の読み込み・内容の理解に相当な時間がかかったのだとか。例えばVFスーパーバイザーのPaul Franklinさんいわく、台本に”夢の中で街が半分に折れるシーン" という一文を読んだとき、映像化はかなり困難になると感じたそうですw。

ゆえにその複雑なストーリーから受けが良くなかった人の話もたまに聞きますが、それを補って余り有る映像美と魅力的なキャラクターの数々、そして物語の全て!(もとい、あえてエンディング以外wと言っておきましょう)を理解した時にやってくる時空を超えたような感覚と心震える感動。これ以上の説明は抜きにして、まだ観てない方はぜひBlu-Rayなどで観てほしいと思いますね!女優のマリオン・コティヤールも個人的にはこの作品が一番美しく知的に見えて◎w^^